iPad Pro 12.9

今年、一番良く活躍してくれたと思っているのがiPad Pro 12.9インチ。

正直、iOS10の頃は、前モデルより安定してApple Pencilの書き味が良くなったという恩恵が主体でした。その後iOS 11になり、マルチタスキング、Slide Over、Split View、Appスイッチャー、ドラッグ&ドロップが出来るようになって、随分使い勝手が上がりました。

Macでは不便、Macよりも効率的な作業を中心に活躍してくれました。

現在のホーム画面はこんな感じ。

用途はこんな感じです。

- パワポでプレゼン
A10X Fusionチップ、120Hzのリフレッシュレートの恩恵か、動画の入ったプレゼン時に落ちることは無かったですし、ピンチインとピンチアウトもとてもスムーズにこなしてくれました。


- 手書きメモ
GoodNotes 4の独壇場でした。講演会のメモはいつもコレ。書き味が良いだけではなく、手書きメモを検索してくれますし、投げ縄で手書きメモを囲めばドラッグ&ドロップでテキスト変換。これが何気に便利で、講演会が参考論文をメモして、それをテキスト変換すれば、PubMedで文献検索も容易です。さらにPDFを囲めばスナップショットもしてくれます。Word、PPTもサポートされていて、PC用のソフトもありますので、個人的には文句なしの出来映えのアプリの位置づけです。


- ReaddleのアプリでiPadを便利に
Readdleのアプリはどれも素晴らしく、Spark、PDF Expert、Documents, Scanner Proを特に便利に使っています。Sparkは、FantasticalやOmnifocusとの相性が良く、メールに来た内容をドラッグ&ドロップで予定やタスクの追加として登録が出来る点を気に入っています。PDF Expertの出来はMaciPadとも秀逸で、手書き、修正、挿入の作業を実に軽快にこなしてくれます。Documentsは、GoodReaderや本家のFilesを超える出来で、Zipを含めた多岐のファイルを扱えますし、様々なクラウドとデータのやり取りが可能です。ドラッグ&ドロップの操作も中々軽快で良くできたアプリだなと思います。
https://readdle.com


- 数式を簡単にデジタル化
画像関係の仕事を論文化する時、数式が必要になることが多いのですが、Wordですと、作業が面倒で時間がかかります。でもMathPadを使うと、手書きの数式が簡単にデジタルに変換。これも愛用させて頂きました。


- 手書きの図を作成
今年は手書きでプレゼンや投稿用の図が必要な場合にはProcreateで作りました。手書きはiPadの独壇場でした。


- デュアルディスプレイ
Duetの安定感と操作性の良さは抜群で、複数日滞在する出張先で、しばしば利用させてもらいました。


- シェルフソフトで情報収集
マルチタスキング、Slide Over、Split View、Appスイッチャー、ドラッグ&ドロップの恩恵を受けたのが、GladysやYoinkを使った情報収集。これらのソフトにポンポンと情報を投げ込んで、後から整理する作業は中々快適です。Gladysは出力時にフォーマットを選択できますし、iPhoneとの同期も出来る点が優れています。同じような機能のYoinkにはMac版もあります。現在は、Gladysの使用頻度が高いのですが、いつか、これがiCloud経由で同期してくれると期待しています。もう一つのシェルフソフトはCoppied。これは、MaciPhoneと同期をしてくれて、便利に使っています。クリップボード履歴を上手に利用することが時間短縮に役立つことを再認識させてくれたソフトでした。


- Markdownで文章作成
主にはUlyssesとiA Writer。前者は原稿書き、後者は何でもサクサクと入力。いずれもMarkdown対応してくれているのが良い所です。iPadでの原稿書きは、Markdown手法を学んでから抵抗感が無くなりました。iPhoneでもソフトがあるのが良い所で、TPOに応じて文章を作成し続けることが出来ます。


- その他
情報管理はEvernoteクラウドデータベースはDropboxGoogle DriveGTDは、omnifocus、マインドマップはiThoughts、論文書きはScrivener、読書はKindleiBooks、写真の編集はPixelmatorやLightroom、動画の編集はiMovie、辞書は、ウィズダム、オックスフォードアカデミック英英辞典、パスワード管理は1Password等々、便利に使わせてもらいました。