今年のベストファブレット:Xperia Z ultra

iPhone 6 plusに逝かなかった理由として、Xperia Z ultraの存在も挙げられると思います。当方はSIMフリー機が値下がりしたタイミングで購入し、mineoとのペアで利用中。au回線の良さを実感しています。音声通話無しの3GB/月制限契約で、主には出張時、講演会・勉強会時、QX1のお供で利用していたので、特に制限の問題となった月はありませんでした。

以下は、その使い方ですが、出張時には、NAVITIMEGoogle Mapで移動までのルートを大きな画面で確認したり、iPhoneとの併用で両者のバッテリー切れを予防したりといった使い方はもちろんですが、入浴時の楽しみを増やすことで役立ってくれています。Xperia Z ultraは、当方にとって初めての防水タイプで、出張時や帰宅時に好きな音楽を聴いたり、ニュースを確認したり、Huluを見たりと、何となく今まで以上に+αの時間をもらえた気がします。入浴しながらウトウトしてしまい、一度水没させましたが、全く問題無いことも確認しました(苦笑)

講演会・勉強会時にはモレスキンとのペアで良く利用しています。少しZ ultraから離れますが、当方は基本的に講演会や会議のメモを取る際にはモレスキンEVERNOTEスマートブックをここ1年以上使っています。今は2冊目で、名前にも惹かれてEVERNOTE ビジネスノートブックを選びました。もっとも、特に共有内容と自分のための内容を分ける必要が無ければ、必ずしもビジネスノートブックではなくとも良いかなと思っています。昔は何でもデジタルで一元化出来ないかと思っていましたが、やはり場面によっては手書きが楽で早いですし、アナログも楽しいことを認識しました。中でもモレスキンは、今更ですが、その質実剛健的でありながら何となく親しみも湧くハードカバーが提供してくれる粗雑に扱っても崩れない安心感、約1年は記録出来る抜群の情報量、Evernoteとの連携、Evernote版のみが持つ黒とEvernote Greenとの心地よいコンビネーションが気に入っています。

話をZ ultraに戻しますと、講演会・勉強会の時、比較的小さな机にモレスキンを置き、さらにパソコンまで置くとかなり圧迫感を感じてしまいますが、Xperia Z ultraですと、そこまで場所を取りません。横画面にしてソフトキーボードを使えば、机に置いたままでも調べ物利用程度の使い方ならストレスなく入力出来ます。それでいて、高い解像度と広い画面のお陰で、短時間で比較的十分な情報量を確認出来ます。

また、最近はプログラムがPDFで配布される場合も多く、必要に応じてMetamoji NoteにPDFを取り込めば、PDFに色々な覚え書きを書き込むことも可能です。特に、当方はLAMY 2000 4色ボールペン L401にジェットストリームの4C規格リフィルを入れて使っているのですが、このボールペンは、モレスキンに気持ち良く書けるだけでは無く、そのノック側を使えば、Xperia Z ultraに比較的高い感度で文字を書くことも出来ます。

QX1のお供としても最近気に入っています。QX1はEマウントを取り付けるソニーのレンズスタイルカメラで、Xperia Z ultraとの連携はNFCで一発。主には皆さんが集まったときに集合写真的に撮影することが多いです。

Z ultraの広い画面で皆さんの顔を確認しながら、必要に応じて被写体へのタッチでピントも合いますし、ボケの部分の確認も出来ます。また、カメラを机の上に置いたまま低い位置から撮影出来ますので、いつもと随分違う雰囲気の写真を提供出来ます。撮影後は、Z ultraの広い画面で写真を皆で楽しんだり、必要であればその場で欲しい人に送信したり。どこまでスマホの写真が良くなったと言っても、両者を撮り比べた場合、その違いは明らかです。

移動時などにXperia Z ultraを片手で使う場合には、「戻るボタン」というソフトが役に立ちました。

任意の画面上にアンドロイドにあってiOSには無い「戻る」機能を置くアプリです。「戻る」のほかにもホーム、タスク、通知も操作可能です。私は左側に常駐させていますが、これのみで随分操作性が向上します。iPhone 6 plusにもこの機能とソフトがあったら、きっと便利なんだろうなと、iPhone 6 plusを使ったことも無いのに思わせるソフトです。

iPhone 5Sの良き相棒として、防水で、とても薄い本体と、美麗で大きな画面を有したXperia Z ultraの、新しい使い方を楽しませてもらった1年でした。