掌端末でメモする習慣

「あー、昔Treo650でメモしたような」という案件を思い出さなければならない事案が今週ありました。

PalmZaurusWindows MobileNOKIAで使っていたメモは全てiPhoneのデフォルトのメモに同期してありますので、早速iPhoneで検索。確かに記録があり、さっと情報を取り出すことが出来ました。この検索機能と過去のメモが集約してあるアウトルックとの同期が無ければiPhoneへ移行することは無かったような気がしております。

これまで自分なりに色々なPDAでとり続けたメモは、知識というより知恵が入り込んでいる貴重な財産になっており、このメモの移行と検索が出来るかどうかは、メインデバイス選択の条件になっていると思います。

iPhoneでは、iPhone前のメモはデフォルトのメモ、写真は写真、HTMLファイルやPDFファイルはGoodReaderなどに保存されています。

思い起こせば自分の場合、メモを取る習慣はTungsten Cで身につき、Treoで鍛えてもらったと言っても良いのかと(笑)。コンプマート名古屋の店頭で初めて触れたTungstenCの打ちやすいキーボード、手の動きとスムーズに連動してくれる動作速度すっかりに魅了され、その後Treo650の持つ手にしっくりとくるフォルム、適度な重さ、両手でも片手でも入力出来る絶妙な大きさに惚れてしまい、大した案件ではなくともキーボードを打ち込みたい気分を満たすため(苦笑)、随分たくさんのメモを取りました。

最近は、メモといっても文字だけではなく、写真、ボイス、ビデオをはじめ、以前は敷居の高かった様々な記録方法を数年前に比べて随分高いレベルで気軽に使えるようになったこと、こうした様々な媒体を使ったメモを統合出来るEvernoteをはじめとする優れたポートフォリオが出現したことなどから、文字としてメモする量は減ったような気がします。

メモ以外でもPDAを取り巻く環境は大きく変わり、この4−5年の自分にとってのキーワードを振り返っても、どこでもインターネット、定額サービス、グーグル、クラウド、PDF、Youtube、写真・動画加工、TwitterGTDライフハックGPSノマドワーキング等々、常時オンラインかつPCと親和性の高いスマートフォンであるからこそ便利に使えるようになるサービスやシステムをたくさん上げることが出来るようになっています。

実際、iPhone 3GSは、便利なソフトの多さとそのソフトを利用出来る環境の充実、速度、安定性、優れた操作性などがあいまって、隙間時間の使い方や、アウトプット量は上がっている気もします。

iPhoneでも文字入力は随分なれました。フリックは凄いと思います。でも文字を打っていて気持ちの良いのはBBB。やはりこのキーボードは別格な気がします。実際、BBBは、打ち漏れのない気持ちの良いキーボードと動作の快適さで、メモを文字で取ることの楽しみを再認識させてくれます。

いつまでたっても自分にとっての掌端末の基本的役割はメモというか海馬なのですが、iPhoneもBBBもそれぞれの端末の持つ良さを活かして、自分のメモ量をさらにアップしてくれそうです。

ただ、次の端末へ移行する条件として、Evernoteが快適に使えることが条件に入ってきたような (^^;