なぜPDAと海馬?
「脳細胞は1秒に1個の割合で無くなっています。」
「ヒトは年をとると、物覚えが悪くなります。」
でも「あるものとあるものとのあいだにつながりを感ずる能力」は30歳を超えてから飛躍的に伸びます。
(池谷裕二、糸井重里、海馬、朝日出版社より)
「記憶」するために、脳で大変重要な役割をしているのが「海馬」です。
ただでさえ小さい海馬は、アルツハイマー病の患者さんでは、とても小さくなります。
ぼくは、今年40歳になる神経内科医です。
「物忘れ」がひどくなってきたと思います。
でもそれに反比例して仕事の量は急増しています。
上司からの情報、後輩からの情報、仕事上の情報、、、
とにかく情報の渦の中にいます。
この膨大な情報を「記憶」して、「整理」して、多少なりとも伸びている「あるものとあるものとのあいだにつながりを感ずる能力」を生かすためにはどうしたら良いか?
衰えかけた僕の海馬の替わりをして、情報の記憶と整理をしてくれているのがPDA (Personal digital assistant) です。
PDAは、「てのひら」の上に乗る情報端末で、「手帳」、「AV」、「ネットワーク」の3つの役割を演じさせることが可能と言われています
(http://www.clieclub.jp/html/vz_interview.html)。
色々な意見はありますが、使い方次第で、紙の手帳や専用機よりも優れた役割をすることが可能であるのがPDAと思っています。
しかし、PDAは、携帯とパソコンの狭間で苦戦しており、市場から消え去る可能性も十分にあるのが現状です。
このままでは、大事な海馬が無くなってしまう可能性が出てきました(笑)。
ぼくは、機械には詳しくありません(きっぱり)。
でもPDAを使いこなしているように周りからは見られるようです。
僕自身も、今の使い方に満足しています(好きこそ物の上手なれ)。
この日記では、PDAの使い方や便利さを、機械とは縁遠かった僕が感じたままに覚え書きしていきます。そして、海馬と同じように小さいけれど、とても優れたPDAという存在が無くならない方向に行く一助になれば嬉しい限りです。
大言壮語を述べてきましたが、行き当たりばったりで、不定期な更新になると思います。また、趣味の酒やドラゴンズの他、本職の話題に脱線しまくる可能性がきわめて高いなぁと、ここまで書いてきて思いました (+_+)\バキッ。
そろそろと開始していきますので、今後ともよろしくお願いいたします。