FileMaker Mobileで進化した点、変わらない点

Muchyさんが2004年にここが変わるととコメントされていた内容http://muchy.com/review/filemakermobile_3.htmlを参考にして、今回のバージョンでどこまで変わったかを確認してみます。

  • 変わった点
    • HotSyncで連携する際に予めパソコンでファイルメーカーを開いておく必要はありません。
    • 連携できるレコード数は最大5,000レコード、1フィールド内の的の最大文字は半角2,000文字までで不変ですが、1ファイルあたりのフィールド数が50まで増えました。
    • パーム上で項目の幅を変更できるようになり、狭いパームの画面を有効活用出来るようになりました。
  • 変わらない点
    • パーム上でフィールドの作成やデータベースの新規作成といったことはできず、単体では使えません。

基本的には、既存のデータベース管理ソフトと比べ売りとなる部分は多くないという指摘は、パーム上でデータベースを一から作成出来ない点や計算を扱えない点で、まだまだその通りと思います。でも、Muchyさんが指摘してみえた点が変わって随分と使いやすくなりました。
現場で、ラジオボタンやポップアップが使える点は、決められた臨床評価スケールなどを間違えずに行っていく上で、また文字入力の手間を減らすことが出来る点でとても優れていると思います。また、先日ご紹介したiPubMed Makerを初めとしてFileMakerならではの、ユーティリティーを使うことで、さらなる世界が広がります。更新が飛び飛びになっていますが、少しずつ、当方の使い方を覚え書きしていこうと思っています。