今年の思い出5; 購入したスマートフォン

今年の初めには、スマートフォンが日本で使えるようになるとは思っていませんでした。ただ、M1000W-ZERO3も会社はスマートフォンとは呼んでいません (^^;
M1000は"ビジネスFOMA"ですし、W-ZERO3は"PCでもない、ケータイでもない、第3のコミュニケーションツール"という、また少し難しいキャッチフレーズです。どうしてスマートフォンと単純に紹介しないのか不思議です。何か戦略でもあるのでしょうか?ただ、Wikipediaではどちらもスマートフォンとして紹介されていますし、手帳、AV、ネットワーク機能が一応全部できるため、ここではそのように扱います。

1,M1000

7月に購入したM1000。BTと無線ランが付き、コンパクトなサイズで、従来のケータイとPDAの機能が融合すると楽しくて便利ということを実感させてもらった機種です。電池の持ちも比較的良く、再起動が少なくて安定している点も良かったと思います。そのM1000の手帳機能ですが、従来のPDAに比べて、デフォルトでは使いにくかったので、PIMはAgendusやAquaCalender、手書きメモはThe Pad、テキスト閲覧と簡単な編集は、eBook Readerなど置き換えて、またホーム画面もHandyDay2005に置き換えて使っていました。特にHandyDay2005は良かったです。ただ、いつも書いていることですが、手帳として使うには入力エリア出現の遅さが個人的には大きな問題点で、結局半年経った今も改善されていません。また折角BTがあるのに外付けキーボードで日本語入力が出来ません。あと医学系や辞書系のソフトが少ない(ほとんど無い)ので、どうしても仕事でメインに使うには難しいものがありました。
AVに関しては、音は良いのですが、外付けメモリは値段が高めで、最大容量が少ないという点が自由度を下げました。ソフトに関しては、PalmPocketPCにはTCPMPという怪物があり有利ですよね。Symbian版が出れば、また状況は違うと思います。カメラはおまけです (^^;
通信は、電話、PHS回線、無線LANBluetoothが使えるのは便利で、特にPalmのペアとして絶大なる力を発揮してくれました。しかし、単独で使用するには、ネットへ繋ぐまでの操作が多いこと、PalmPocketPCZaurusに比べてWeb画面の描出速度が遅いこと (Opera miniが正式に対応してくれると良いかもしれません)、入力エリアの出現の遅さや入力しにくさが(定型文や短い文章なら良いと思います)使用を制限しました。そして、最大のネックは定額が無いことです。
M1000は、使う方の環境によっては非常に良い端末かもしれませんし、既存のBT付きPDAとの併用で、日常生活がもっと便利になる可能性のあることは間違いまりません (^^)/。ここが良くなればなぁという点が比較的明らかなので、もう少しアップデートを待ちたいなぁと思いつつ、ここまで来ました。
ただ、ぼくの環境でよりフィットする機種は何か、値段はどうか、などを考えると、年明けにはW-ZERO3に完全移行してしまうかもしれません (^^;
Treo650で通信出来なくなるのは寂しいのですが、、、

ということでM1000 (ドコモさん)への個人的希望と質問m(_ _)m

  • 入力エリアの出現を早くしてください
  • 外付けキーボードの出現や対応は可能でしょうか
  • 定額プランをお願いします
  • M1000をモデムとして使う際にAPNの打ち込みは無くても済むほうが、、、
  • Mailを出す際のポート問題は安全性の意味でどうしても必要でしょうか

担当の方は誰も読んでいないよって突っ込みは無しで (^^;

2、W-ZERO3

待望の端末でした。M1000が出た後に、ここでシャープさんに期待と書きましたが、ホントにやっていただけるとは、感謝、感謝の一言です^^
使い出して2週間、最初に手にした時に感じた「大きいな、バッテリーを上手に使い回さないといけないな」という印象は同じですが、随分使いやすくなりました^^

  • 手帳として;手帳機能として一番驚いたのはメモ機能が思った以上に快適なことです。打ちやすいキーボード、日本語環境、広い液晶、手書きとボイスの併用可能、そしてMiniEditやPhatNotesの存在。Wordの操作性も良いですし。片手で扱えない点はTreo650より不便ですが、慣れて、miniUSB対応の外付けキーボードなどが発売されれば、最高の1機種かもしれません。デフォルトの予定はPalmPocketPCZaurusともに快適に使えるわけではないので、置き換えて使っています。月表示で予定が確認出来ることがぼくの場合大事です。Agenda Fusionは良いのですが、hx4700に比べて動きが遅く、PhatNotesを購入した都合と安売りをしていたこともあり、PhatNotesに対応しているPocketInformantを使用中です。日本語化はTK109さんからありがたく利用させていただいています。この組み合わせが思った以上に便利そうなんです。正月に検証してみます。起動については、TungstenCに比べれば、どんなPDAの予定も遅く感じてしまうので (笑)、慣れれば便利になっていくかもしれません。SIPATOKにしていますが、これは好みの問題が大きいかと。いくつかのショートカットを覚えて、かなり快適になりましたが、ふとしたキーの打ち間違いでカナ入力になってしまう欠点があります。これもPQz導入で対応出来ました。後は、辞書や仕事様アプリの環境整備が必要な状況にまでなりました。
  • AV;TCPMP携帯動画変換君のおかげで簡単、パワフル、美麗な環境が揃いました。次なるターゲットは2G miniSDでしょうか (苦笑)。音楽は十分試していません。静止画像は良いですね。Resco Photo Viewerとの相性はばっちりです。液晶が美しくて、高解像度。満足です。こうなるとメディアがminiSDのみというのが残念になってきます。LifeDriveがあるので良しですか。ゲームは今のところ試していません。見た目がPSPですから (笑)、本格的なゲームを入れると子供かカミサンに占拠されそうです。
  • ネットワーク;最初は、良く繋がらなくなるなぁと思っていましたがアップデート後は移動しても電話はかかるようになり、アカウントを変更しても安定してメールを操作出来るようになりました。ただ通話はまだ慣れません。画面に顔の脂がついてしまうので (汗) あんちぇいんさんを見て、周辺グッズを揃えようと思っているところです。NetFrontによるブラウジングは遅いですが、文字化けしない環境は良いですね。定額ですと、ダウンロードなどしない限りわざわざWi-Fiを探しに行く手間が省けます。もっともWi-Fiではバッテリーの消耗が激しいのですが (^^;。あとは持ち運びをどうするかですね。胸ポケットから出すのは少し厳しいかなぁと思いますし、鞄かリュックが定位置になりそうです。

さて、このW-ZERO3ですが、これまでぼくのPDAに見向きもしなかった何人もの同業者から「それってウィルコムの例の奴ですよね?」「やっぱり便利ですか?」と尋ねられました。実際数年前にはPDAブームがあったわけですし、元々、こういったデバイス潜在的に好きな人の数は「PDAは終わった」と言われるほど少なくないのでは?と思います。この大きくて4万円もする端末が20万台も出れば大成功かと。いくつかの欠点はありますが、それを凌駕する魅力も持った端末である気がしてなりません(明らかに実用レベルと言う点では、さすがZaurusのノウハウを持ったシャープさんが作った端末です)。W-ZERO3がきっかけになって、市場の可能性をメーカーが再認識してくれて、カラフルなTreo650やP50といった小型高性能スマートフォンが4万円程度で出てくると、さらに多くのビジネスマンのみならず、ビジネスウーマンも興味を持つのではないでしょうか?一PDAファンとして、最後の最後にPDAの可能性と楽しさを再認識させてくれたW-ZERO3の発売に感謝して本年のエントリーを終えたいと思います。
来年も、皆様よろしくお願い申し上げますm(_ _)m